「育休中のリスキリング」
一時期、大炎上しましたね。
育児は休暇じゃなーいっ!!
とか
育児がどれだけ大変だと思ってんだーっ!!
とかとか。
うん。
まぁ、確かにね。
そうなんだよね。
個人的にも色々思うところはあるものの…
とはいえ!
資格を取りたい人は、ドンドン取ったらよろしい。
っと、シンプルに思うのです。
だって、どれだけ忙しくとも、日々の日常の中でも勉強される方は世の中たーくさんいるわけで。
「育休中」にフォーカスする必要って、あるんだろうか?と思うのです。
とはいえ、育休中って、超絶慌ただしく息つく暇もない日常から少し離れて、ホッと一息つくことのできる時間があることもまた事実。
そんなこんなで、第二子育休中のわたしは、今回2つ資格を取得しました。
ファイナンシャルプランナー(FP)3級と、日商簿記3級です。
なぜ、育休中に資格取得を目指したのか?
わたしが育休中に資格を取得しようと考えた理由は、2つあります。
- 自己肯定感を上げたかったから
- 「今の会社で働く、以外の選択肢」を持ちたかったから
以下、ご説明します。
1. 自己肯定感を上げたかったから
思い通りにならない育児に身も心もボロボロになり(大袈裟?苦笑)、育児以外は何もできずに終わった第一子の育休。
いえいえ、無論、それで良かったのです。
なーんにも、問題なし!
だって、育児をするための休職ですから。
子どもの命を守り、健康に育んでいたら、もうそれだけで満点どころか120点です!!
…と、頭では理解していても、なんだか落ち込む気持ち。。
そう、わたしは当時、思い通りにならない育児に、そして復帰後も思い通りに働けないことに、少し落ち込んでいました。
だから、「私って、こんなこともできるんだ」というちょっとした自信が欲しかったのです。
2. 「今の会社で働く、以外の選択肢」を持ちたかったから
第一子の育休復帰後、会社で働く中で、わたしは愕然としました。
出産、産休・育休、育休復帰、時短勤務…と経験するたび、自分の勤める伝統的な日系大企業が、この令和の世においても、いまだゴリゴリに「昭和的、男性中心的」であることを、強く認識させられたのです。
男女平等なんて、大嘘じゃん…
良いとか悪いとかではなく、わたしの率直な感想です。
このことである意味トクをしている人も、男女問わず一定数いることでしょう。
既婚独身、子あり子なしを問わず、早朝から深夜まで、24時間フル稼働で働く男性社員。
…と、子なし女性。
常に、120%のリソーセスを仕事に突っ込んでいる。
こういった日常は、我が社だけではなく、今でも多くの日系企業での実態でしょう。
かたや、わたしは…?
時短勤務で、ある意味中途半端に働き、一方、慌てて家に帰ればほぼワンオペで、アタマもカラダも疲れ切ってしまっている自分。。。
もちろん、仕事に全振りすると言う選択肢だって、ある。
例えば、
「子どもは全力で預けて、家事も全力で外注し、会社での勤務にエネルギーを全力で注ぐ」
とかね。
でも、そんな生活、本当に望んでいるかと言われると…?
これまで盲目的に「仕事を頑張ってきた」自分が、こんな風に自問自答するのは、本当に初めてのことでした。
そんな時、幾度となく頭をよぎる、転職や独立の文字。
…とセットで、必ず不安に思うのは、お金のこと。
- 一体、月々いくら稼ぐことができれば生活できるのか?
- そもそも、今の生活費は「妥当」なのだろうか?
- なんのために、いくら貯めたら、良いのだろう?
- 転職するにしても… 転職先の経営状態が分からない、というのは致命的なのでは…。
決算資料ぐらいは読めるようになっておきたい。。
よし。
こういう類の不安を、できるだけ小さくできるように、まずは自分の時間を使ってみよう。
この決意が資格取得の2つ目のモチベーションでした。
FP3級と簿記3級を取得した理由は?
義務教育に入れるべき、とも言われるFP3級と日商簿記3級の出題範囲。
お金の不安をなくすにあたって、まず身につけるべきお金の、基礎レベルの知識だと思います。
尚…
一般的に、資格取得の目的は以下4つに集約されるとか。
- 現職でのキャリアアップ
- 転職
- 独立/開業
- 人生の豊かさUP
FPと簿記の資格取得は、これら4つの目的全てに合致すると考えています。
ちなみに、
「資格取得じゃなくて、書籍で勉強するだけじゃダメなの?」
っと思われるかもしれませんが…
わたしは「資格取得」という目標がないと、なかなか勉強が進みませんでした。。。
資格取得して、どうだった?
さて。
めでたく資格取得できたわけですが、きちんと振り返りをしておきたいと思います。
- 資格取得の目的に見合う結果は得られたか?
- 実際、日々の生活で変化はあったか?
いってみましょう!
目的に見合う結果は得られたのか?
元々の目的は、
1. 自己肯定感を上げたかったから
2. 「今の会社で働く、以外の選択肢」を持ちたかったから
でした。
まず、1の自己肯定感についてですが…
正直、けっこう、爆上がりしました!
「正しく努力すれば、きちんと目的地に辿り着けるんだ!」
という、忘れかけていた自信を取り戻せたように思います。
2つ目の「今の会社で働く、以外の選択肢」を持つ…その前段階としての、お金の不安をなくすという部分についても…
非常に役立っています!
綺麗サッパリ、跡形もなく不安が消え去ったわけでは、正直ありません。
けれども、以下に記載する日々の生活の変化を経て、不安はだいぶ小さくなりました。
なので、もう少し生活が落ち着いたら…
転職活動、もう一度、挑戦してみたいな… と密かに決意しています。
日々の生活における、具体的な変化は?
まずFP3級を取得したことで、月々の保険料を下げられました。
(コレについては、今まで無駄なモノにお金を払ってたなぁ…と猛反省です。はー。)
次に簿記3級を取得したことで、中小企業の決算資料はなんとなーく理解できるようになりました。
あくまでも、なんとなーく、です。
分析などはできないので、それぞれの単語がどういう取引で発生したものか…みたいなことが、なんとなくイメージができるようになった… ぐらいでしょうか。
まぁこれぐらいの変化で、正直、微々たるもの、っちゃ微々たるものです。
んが!
FPと簿記の資格取得の恩恵は、単純にこれだけではないと感じています。
というのも、お金関係の話題に、関心を持てるようになったのです。
「目に見えないものほど大事」とはよく言ったもので。
関心があれば、今までスルーしていた物事を、無意識にも脳みそがキャッチするようになるのです。
そうすると、色んなモノゴトの見え方が、今までとは違ってくる。
深く、何度も、思い返して考えられるようになる。
これは、とても面白い変化です。
こういった変化の中で「月々の家計を把握し、無駄を削って、将来に備える」を少しずつ実行できるようになりました。
これからを生きていく上で、手に入れることができてよかった、と心から思える力を身に付けられた、と感じています。
この自信は、とても大きいです。
最後に
世の中、取得した方が良い資格、勉強した方が良いこと、って本当に山ほどあります。
その全てを網羅することなど、時間がない現代人には、当たり前ですが到底できません。
自分の貴重な時間を、なんのために、どう使うのか
これは非常に大事なテーマだと思います。
目的意識をしっかりと持って取り組めたことで、わたしにとって今回のことは、満足度の高い資格取得の経験となりました。
なお…
育休中で潤沢に勉強する時間があったわけではもちろんナイので、
「時間を捻出して、勉強時間に充てる」
とはどういうことか、もよく分かりました。
地味に大変だったー…。 ぜいぜい。
この経験を経て、働きながらでも、資格取得を目指してみようかな…と思えたことも大きいです。
というわけで、日常的にもっと使える知識にしたい!ので、現在は簿記2級を勉強中です。
半年以内の資格取得を、取り急ぎの目標としています。
頑張るぞー!
おしまい!